THE JUON/呪怨

フィクションと呼ぶにはあまりにリアルで恐ろしいシーンの連続に"本当に怖い"と口コミが広がり、2000年のリリース時からオリジナルビデオ版「呪怨」「呪怨2」は異例のヒット作として知られていた。
その反響により2003年に公開された劇場版『呪怨』(02)はミニシアター公開ながら興行収入5億円の大ヒット、さらに"映画史上最も怖い"と言われた『呪怨2』(03)は興行収入11億円を記録する。
「呪怨」シリーズの恐怖は爆発的に増殖を続けてきた。この勢いは国内に止まらず、『呪怨』劇場版は世界20カ国以上で公開が決定。そして、その人気は遂にハリウッドまで到達し、「呪怨」シリーズはリメイクされることになる。監督はオリジナル版の清水崇を起用し、全編を日本で撮影するという異色の製作スタイルながら、純粋なハリウッド映画として誕生した『THE JUON/呪怨』は、過去のどの作品とも比較することのできない、リメイクの枠を超える作品となった。