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ボルティモアの穀物倉庫で大規模な火災が発生した。仲間と共に現場へ駆けつけた消防士のジャック・モリソンは、爆発の危機をはらんだ建物の中に飛び込み、12階に取り残された生存者の救出に全力を尽くす。「オレから目を離すな。信じるんだ」。恐怖に脅える生存者を力強く励まし、窓からロープで脱出させるジャック。その直後、背後で爆音が轟き、床の穴に呑み込まれたジャックの身体は、数階下のフロアに投げ出されてしまった。もはや自力での脱出は不可能。仲間の救援を待つあいだ、ジャックの脳裏には、人命救助の熱い志を抱いて消防の仕事に就いた、あの懐かしい日々の思い出が蘇ってくる。 |
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