▼ 理想の恋人.com
 10/1(土)公開
(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc.








【INTRODUCTION】
もしもあなたが、30半ばを過ぎた大人のシングル女性だったら、きっとこう思うだろう。
「いまの私なら、本当にいい男を見極められるはずなのに……」 
 たくさんの別れと出会いを繰り返し、恋に恋していた10代や相手に一方的に幸せにしてもらうことを夢見て上っ面の条件にこだわったりしていた20代のころよりも、ぐっといい女になったと我ながら思う。そして本当の意味で自分にとっての「理想の恋人」はどんな人なのかも、ようやくわかりかけた。なのに……。
「まわりを見渡しても、同世代でちょっといいなと思う男は、すでにみんな誰かの夫。独身男は『女は若ければ若いほどいい』なんて公言するヤツらばかり。誰かに恋をしたいと思っても、現実問題として、理想の恋人候補なんて、いったい何人残ってるっていうの!?」
 自分のまわりで理想の恋を探すのは絶望的。そんなとき、ふと目に留まったのがPCモニターの中のバナー広告――それはインターネットの「恋人募集サイト」。いままで何気なく見過ごしていたけれど、これは出会いのきっかけを半径5メートルから、ぐんと広めてくれる手段のひとつ。もしかしたら、運命の出会いが待っているかもしれない……!

【STORY】
主人公・サラは離婚して8ヶ月経つ幼稚園の先生。彼女を心配する家族の言うとおり、そろそろ新しい出会いを求め、デートのひとつもしなくては、と自分でも思うものの、離婚で受けた心の傷はまだ癒えず……。新たに恋をして、また裏切られるのは耐えられない。デートのためにおしゃれをしようという気力すら沸かず、家に閉じこもりがちな日々をすごしていた。
そんなサラに業を煮やした姉・キャロルは妹・クリスティンと共謀し、勝手にインターネットの恋人募集サイトにサラを登録。おかげでサラは珍妙なお相手たちとの悲惨なデートを繰り返すハメに。腕相撲自慢や手錠を使ったプレイ(!?)愛好家、14歳の娘連れ、とんでもない泣き虫男。あげくの果てにサラを見るなり「もっと若いと思ってた」と言い放つ、ぶしつけな男……。
ネットでの出会いに絶望しかけたとき、奇跡的にも現実の暮らしのなかで、いい男を発見! それは教え子のバツイチパパ・ボブ。彼もサラに好意をもっているらしく、さりげないアプローチを受ける。女性のあしらいが上手なボブは相手なら、もう一度、軽妙な恋が楽しめるかも……。でも教え子の父親と恋するなんて……、と躊躇するサラ。
そんなとき、ついにネットでも本命候補が出現する。それは犬連れデートで出会ったジェイク。変わり者で不器用だけれど自分の気持ちに正直で情熱的なジェイクに少しずつ惹かれはじめるが、思い切って恋に飛び込む勇気がまだ持てないサラ。ジェイクのストレートすぎる情熱がかえってサラを動揺させる。実際、緊張しまくったふたりのデートは、ティーンエイジャー並みの失敗とハプニングの連発で、サラの不安は募るばかり。
サラの心はジェイクとボブの間で揺れ動く。心の奥底を揺り動かすような情熱的でまっすぐな恋をするならジェイク。おしゃれで気軽な、大人の恋を望むならボブ。
 たくさんの恋や別離を経験したからこそ、自分が本当に求めている「理想の恋人」がどちらか、実はちゃんと気づいているものの、本気の恋に破れてまた傷つくことにも臆病になって、恋の手前でサラは立ちすくむ。
 そうこうしているうちに、同じように離婚で傷つき『今度もしするなら大恋愛』と心に決めているジェイクはちょっとした誤解から、サラの迷いを“気がない証拠”と思い込み、身を引こうとする。どうする、サラ!? このまま本物の恋を諦めてしまっていいの?