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 -- 四国中央市議会 2009年6月議会 一般質問 --
2009年6月議会 一般質問
 

 おはようございます。議席番号9番、吉田善三郎です。よろしくお願い致します。


 では早速、質問に入らさせて頂きます。最初の質問は、新しい市民文化ホール建設についてです。


新しい市民文化ホール建設については、井原市長の二期目の選挙マニフェストにも掲げられております様に、質感の高い暮らしを推進して行くための、重点施策の一つとなっている事は、皆さんご案内の通りでございます。
 平成18年度には市民文化ホール建設基金が創設され、毎年1000万円の基金が積み立てられておりますし、新市になって6年目の今年度は、いよいよ総務企画部の中に市民文化ホール建設に向けての担当係が新設され、井原市長が目標としております、二期目最後の平成23年度末までの、建設具現化が目に見える形で、いよいよ動き出したと言えると思います。
 これまで各自治体では、市民会館や文化会館が建設され、多くの住民が音楽、演劇、映画などの芸術文化や、市民大学など著名人を招いての講演会、又政治討論会など、幅広く芸術、文化、政治、娯楽などに触れ合うことの出来る環境づくりを進めてきました。そして現在、市内に、主な集会施設として、市民会館三島会館、川之江会館や、福祉会館、土居文化会館などがありますが、両市民会館などは築後40年以上が経過し老朽化も進んでいる状況になっております。そうした現況を考えると、合併して新しく誕生した私達四国中央市の10万市民のまちにふさわしい、新しい市民文化ホールの建設が期待されるところでございます。
しかし、当市の財政状況は、平成20年度末の市債残高が約470億円と依然として高く、大変厳し状況であると言えます。ここで無理をすると、また市の借金を増やすことになり、孫子の代へ付けを回す事にならないか、このあたり大変悩ましいところですが、幸いにも国からの70%の交付税措置がある合併特例債を使うと言う手段もあるわけですから、この際しっかりと計画を立てて、建設準備を進めていくことが肝要であろうかと思います。
そこで、市民文化ホール建設に向けて、以下何点かお伺いしたいと思います。
第一点目は、現在の施設の建物、設備に付いてですが、中には建築後相当年数が経過して古くなっているものもある様です。現在の川之江会館、三島会館、土居文化会館など、耐震化の有無を含め、それぞれの施設の、建築後年数と建物本体、或いは付帯設備の老朽化の状況、それと最近の施設利用状況をお聞かせ下さい。


次に、今年度4月庁内に市民文化ホール建設準備係りが新任されましたが、続いてホール建設に向けて設置されるであろう、市民文化ホール建設検討委員会については、どの様なものを、考えておられるのか、お聞き致します。内容としては、設置の時期、委員の人数と、どの様な方に入ってもらうのか、また公募の市民委員を入れるのか。そしてこの委員会に果たしてもらう役割はどの様なものにするのか、更にコンサルタント会社の採用の有無などに付いて、お伺い出来たらと思います。
次に、60億円とも70億円とも言われる大型建設事業を進めるに当たっての財源、資金調達方法と返済計画はどの様なものになるのでしょうか。先に述べた合併特例債の活用をどうするのか。その場合の返済は何年計画で、どの様なものになるのか。また民間資金を活用したPFI方式の導入はどうか。そのあたり資金調達方法と返済計画について、お聞き致します。


次に建設後の維持管理方法と運営方法について、指定管理者あるいは民間委託なども選択肢として考えているのか。ただの箱ものだけにならない様に、運営ノウハウは相当に研究する必要があると思います。


次に立地選定方法はどうして行くのか。広大なスペースが必要でしょうから、あまり地価の高いところは難しいでしょうし、かと言って余りアクセスの悪いところは困ります。また駐車場などは、単独で整備するのはもったいないでしょうから、他の施設を併合することも考えながら立地選定をして行く事も重要かと思います。どの辺りを考えておられるのか、またその選定方法をお聞きしたいと思います。


次にこの様な大型プロジェクトに関しての必須条件は、何といっても市民の皆さんの十分なご理解と支持だろうと思います。更に、言うまでもなく市民文化ホール建設は、単なる箱もの建設ではない筈です。良質な舞台芸術の鑑賞などを通して感性を磨いたり、日常生活の中に芸術文化がある新たなライフスタイルの提案など、市民生活の質を一層高める上で非常に大きな意味があると思われます。その様な市民文化ホール建設の意味と必要性を、いかに多くの市民の皆さんに分かってもらうのかが重要です。また、市民が建設してほしい市民文化ホールとは、一体どの様なものなのかをくみ取る為に、市民の意向調査も必要かと思われます。市民からの理解と支持、そして積極的な提言などを、いかに取り入れていくのか。其のあたり、お伺いいたします。


最後に、この新しい市民文化ホール建設事業に関しては、井原市長ご自身が選挙マニフェストにも掲げられておりますように、質感の高いまちづくりを進めていく上で、相当の思い入れをお持ちだろうと思います。井原市長が思い描かれている、四国中央市にふさわしい理想の市民文化ホールとは、どの様なものなのか、お聞かせ願えたらと思います。


次に二つ目の質問は、城山公園川之江プールの休止についてです。
城山公園川之江プールは、昭和57年度に開設以来、多くの旧川之江市民に親しまれ利用されてきました。
開設当初は、私も当時4人の子供を連れて家族で泳ぎに行った事を、つい昨日のように思い出します。家族が一緒にプールの水につかりながら、親子のコミュニケーションを図り、そこで泳ぎ方を教えたりもしました。子供にとっても夏休みの楽しいひと時であったろうと思います。その、今迄、長い間旧川之江市民に親しまれてきた城山公園川之江プールが、合併して6年目の今年、突然休止と言う措置になっている様です。
ここで、あえて「突然、休止になっている様です。」と申し上げたのは、これには私も面喰らっていると言うか、驚いているのですが、川之江プールは、今年も当然、開かれるものと思っておりました。ところが正直申し上げて、つい最近まで行政からの正式な説明がないままで、「今年、川之江プールは休止されるんじゃなあ」と間接的に聞こえて来る有様ですから、議員として情けない話です。
これまで27年もの長い間、親しまれてきた川之江プールを休止すると言うこの大問題について、理事者から説明しようと思えば、説明するチャンスはいくらでもあったと思うんです。しかし、平成21年度の予算組みがされる昨年暮れから当初予算説明の3月議会でも、また所管の委員会でもプールを休止する旨の説明はなかったと記憶しております。それで改めて、よくよく眼を開けて当初予算書を見てみると、川之江プール事業費ゼロの欠落予算だったわけです。数字が抜け落ちている予算は、分りにくいものです。


 さて、その川之江プール、確かに最近、利用者が減ってきている事は否めない事実でしょう。しかし、それでもワンシーズン5、6千人の入場者はあった筈です。旧川之江市民にとって川之江プールの休止は、悲しく残念なことです。まだ今日のこの時点で、市民は知らされていないわけですから、いつ広報等で知らされるのか、旧川之江市民の落胆ぶりが目に見える様です。
 それでは、以下、川之江プール休止問題について何点かお聞き致します。
まず最初の質問は、これまで27年もの長い間、市民の皆さんに親しまれ利用されてきた川之江プールの休止と言う一大事について、なぜ今だに公式発表がないのでしょうか。今までに、今年度予算を組む昨年12月の段階や、当初予算審議がされた今年の3月議会のタイミングなど、私達議会に、また市民の皆さんに公表する機会はいくらでもあった筈です。なぜ、未だに公表がないか、公表が遅れてる理由をお聞かせ下さい。


次に、今回の措置は、川之江プールの施設の老朽化や利用者数の減少などが休止の主な理由の様ですが、川之江プール休止の最大の理由は何でしょうか。開設後27年経過している施設の老朽化の状況、機械、設備等を直す場合の改修費用、利用者数の推移、また毎年の事業費なども含め、お聞き致します。
 次に、この川之江プールを何とか救う手だてはなかったのか。確かに昭和57年のオープン当初から平成の初めにかけては、一日当たりの入場者数も700人から4〜500人を推移していた様ですが、ここ数年は200人を切るくらいまで減ってきているとは、聞いております。しかし、そうは言ってもひと夏5〜6000人が楽しみにして、利用している訳ですから、何とか少しでも長く存続できないものかと思うのは、私だけではないと思います。


 最後に、川之江プールが休止とあらば、今シーズン利用を楽しみにしている市民に対して、学校のプールを開放するなど、何とか市民を少しでも落胆させないようなプランを考えておられるのか、そのあたりお伺いいたします。


 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。





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