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 -- 四国中央市議会 2012年12月議会 一般質問 --
2012年(平成24年) 12月議会一般質問



議席番号14番、創政クラブ、吉田善三郎です。
私自身、新しい任期を頂き、また新しい会派を結成してのスタートになりました。小さいながらも、市議会の活性化に貢献できればと思っておりますので、どうかよろしくお願い致します。
さて現在、衆議院議員選挙のまっただ中と言うところですが、今月16日の投開票日に向け、あと残すところ、わずかとなりました。今回の総選挙は12もの政党が乱立する近年まれにみる混戦した選挙となりましたが、私たちは政治に無関心であることは出来ても、無関係ではいられないわけですから、各候補の主張を聞き、政党の政策を良く見比べ、とにかく投票することが大事です。当市の投票率が前回を上回ることを期待したいと思います。

それでは通告に従いまして、順次質問させて頂きます。


まず最初の質問は、四国まんなか市長サミットについて、お伺いいたします。
首脳を山頂にたとえ、「頂上」を意味するサミットは、主要先進国首脳会議などで良く耳にする言葉となりましたが、今ではトップが寄り集まり重要な課題について話し合う会議などに、よく使われるようになって来たようです。
そのサミットが、先月11月21日、県境を越えて生活圏を共有する四国中央市、香川県観音寺市、徳島県三好市の3市長が集い「四国まんなか市長サミット」として開催されました。新聞報道によりますと、このサミットでは、行政の役割や市民参加の在り方、あるいは文化振興策などについて、大いに討論されたようですが、3市長が意見を述べ合うことにより、当日参加のそれぞれの市職員や市民にとって、これからのまちづくりに、参考になったり刺激しあう良い機会になったのではないかと思われます。
私たちは、平成の市町村大合併を経て、自治体の広域化や効率化を進めて参りましたが、更なる合併や広域連合、その次には道州制までをも考える時期に来ているとも言われております。この3市の人口規模は、合計で約18万7000人で、今治市の17万人より少し多いくらいの規模です。少なくともこれくらいの規模の連携プレーは、防災を始め文化交流の面においても重要なことになってきていると思います。
私は、このような観点から今回の「四国まんなか市長サミット」の開催は、その狙い目として大いに評価できるものだと思います。と同時に、このサミット開催が今後実りあるものになるようにと思いを込めて、以下3点ほど質問させて頂きます。
 まず1点目として、今年11月21日の開催は第2回目の開催と聞いておりますが、昨年からの開催に至った経緯とこれまでの開催状況をお聞き致します。
 次に、開催場所は3市持ち回りで順繰りに行われているようですが、話し合いのテーマについては、どのように決めていくのか。又これまでのテーマについての井原市長や各首長の主張はどのようなものが出てきているのか、お伺いいたします。
 3番目として、今回参加している3市とも、当市の市民文化ホールをはじめ、それぞれ2014年から15年度にかけて文化交流施設の完成を目指しておるようです。このような新しい文化施設等の特徴づくりについて、連携していく事や棲み分けをしていくことがあるのかどうか、そのあたりをお伺いいたします。


 次に二つ目の質問は、高速バス利用者駐車場の早急な拡充の市民の声にどう応えていくか、についてお伺いいたします。
 この質問については、私が昨年平成23年12月定例会でも、同じ質問をさせてもらいましたが、あれから1年が経過致しました。その間、状況はというと相変わらずで、依然として満車状態が多く発生し、高速バス駐車場を利用している市民の皆さんから数多くの不満の声が、年間を通してず〜っと絶えることなく上がって来ております。曰く、「車を止めようと駐車場に行ったら満車で入れなかった。仕方なく駐車場前の路上の片隅に止めて、家族に連絡をして車を移動してもらった。」またある方は、「止められると思って行った駐車場が満車だったので焦った。近くのショッピングセンターまで引き返し、悪いと思いながらも止めさせてもらい、そこから雨の中歩いて高速バス乗り場まで行ったが、やっとの思いで間に合った。」このように前回ご紹介した皆さんの声も含め、この1年間私に直接入ってくる声や、ほかの議員さんにも駐車場拡充の要望が多く寄せられているのが現状です。
このような声は、市民の近いところに位置する私たち市議会議員には多く寄せられますが、市当局ももっともっとこのような市民の切実な声には耳を傾けるべきだと思います。
 そこで以下何点か、順を追って質問致します。
まず1番目は、昨年4月、約929万円をかけて駐車場を有料ゲート化したことは皆さんご案内のとおりですが、有料ゲート化することにより、それまでの無断駐車や駐車場の管理が改善されたものと思われます。そこでまずゲート式有料パーキング導入後の利用状況をお伺いいたします。毎月の清算台数と売上高、駐車場29区画の稼働率、曜日別の利用状況などや、毎月の管理運営業務費はどのくらいかかっているのか、そのあたりお伺いいたします。
 次に、私が昨年12月議会で質問させていただいて以降、当局は実際現地に行って駐車状況の把握に努めたのかどうか。又把握業務を行ったとすれば、どのような方法で行ったのかをお聞き致します。
更には、現場調査から出てきたデータをどのように分析し、何が読み取れるかをお伺いいたします。
 最後に、駐車スペース枠を増やして欲しいと言う市民の声に応えるべきではないか、と言う質問についてですが、実はつい最近衝撃的な情報が私の耳に入ってきました。ここにそのコピーがありますが、ご覧のように、これは駐車違反の切符です。
 この方はショックでしたでしょうね。いろいろお聞きすると、曜日は月曜日で、乗車時刻は午後3時のバスです。この方は、通常ウィークデーの午後3時ですからまず満車と言うことはないだろうと思い、乗車時刻の少し前に行きました。ところが電光掲示板が満車となっていてゲートは開きません。5分前の到着でしたので、もうどうすることも出来ません。軽自動車ですが駐車場前の路上の片隅に止めて3時のバスに乗りました。即家族に電話し、電話を受けた家族が車を移動させるために15分後に現地に到着しました。が、その時点でもう駐車違反の切符は切られていたと言うことです。この切符のコピーを見てみますと、3時2分確認開始で12分検挙です。その3分後に家族が到着してもダメでした。
 このように、ウィークデーの月曜日の午後3時と言う時間帯にでも満車状況であり、本人の不注意とは言え駐車違反の切符を切られたというのは気の毒だとしか言いようがありません。因み(ちなみ)に反則金は1万8000円だったとのことです。
 質問をまとめます。このような事例があったと言うことを踏まえて、高速バス利用者駐車場の駐車スペース枠数を増やして欲しいと言う市民の声に、当局は応えるべきだと思うのですが、如何でしょうか。


 次に、三つ目の質問は、休止中の城山公園川之江プールについてお伺いいたします。
この質問については、私が平成21年6月定例会において質問させて頂いた後も、谷議員からも再三に渡り質問が出されているところであります。
 私の記憶では、川之江プールは、平成21年夏に突然の休止となり、以後22年、23年、今年の24年とず〜っと休止状態が続き、これから先のビジョンも示されていないのが実情だろうと思います。
 平成21年6月議会で私は、プール休止の理由についてお伺いいたしました。この時の理事者の答弁は、次のようなものでした。「川之江市民プールは、昭和57年夏にオープンし、ここまで多くの市民の皆さんにご利用頂きましたが、プールのろ過器、滅菌装置の経年劣化に伴い不具合が発生し、改修、維持していくためには1億円を超す費用を要する状態になっております。又プール本体の腐食も激しく、今後において利用者の安全を確保し、魅力あるプールとして再稼働する為には、更に多額の費用が必要になります。また近年の入場者数の減少等も考慮し、やむなく休止するものでございます。」と言うものでした。
この間、地元住民に対しての説明不足等も指摘されてきたところでありますが、いずれにしましても、城山公園の中に位置する川之江プールエリアが1万uと聞いております。この広大なエリアがフェンスで囲まれているとは言え、放置されているような状態で、雑草が生い茂り、ごみの不法投棄もあるようです。このような状況は、地域の環境の面からも好ましくないと思われます。私といたしましては、いつまでもこの状態を続けるのではなく、早く休止状態に終止符を打ち、次のステップに踏み出すべきではないかと思います。
 隣には川之江運動場があり、このあたりはスポーツ関連施設としての利用価値が大いにあろうかと思います。この休止の間にも、私たち市議会議員にはスポーツ関係者から、プールの跡地にフットサルやサッカー場、グランドゴルフなどを造って欲しいと、関係者からの声が届いております。この事については、市当局に対して要望もしているところでございますが。又このあたりは川之江運動場の1万5000uと合わせると2万5000uにもなるので、ジョギングやウォーキングコースも考えられるのではないでしょうか。ナイター設備なんかも完備すれば三島運動公園に匹敵するような賑わいの場所になると思います。
 質問は、ひとつ目として、川之江市民プールの長年の休止状況は環境面からも好ましくないと思われます。当局は現在の状況をどのように把握し受け止めていらっしゃるのか、お伺いいたします。
 次に二つ目として、次のステップをお伺いするものですが、早めの跡地利用計画が望まれると思います。
奇(く)しくも、川之江地区まちづくり基本計画の策定が始まろうとしております。これは市民会館川之江会館が役割を終える事を契機に地域活性化を中心とした総合的なまちづくりを推進するものになっているようですが、この川之江地区600ヘクタールの中に川之江市民プールの場所も含まれているようです。
これについては、補助金2分の1の都市公園事業や、最大10分の4補助のまちづくり交付金をうまく使って、計画を進めていけば良いのではないかと思います。いずれにせよ、早めの跡地利用計画策定が望まれると思いますが、理事者の答弁を求めます。


 最後の四つ目の質問は、高齢者運転免許証自主返納制度についてお伺いいたします。
 この制度は、そもそもが愛媛県警察の事業として、加齢等に伴い運転に不安を持つ65歳以上の高齢者が運転免許証を自主的に返納しやすい環境を整備する一環として、愛媛県警察が各機関・商店等の協力を得て、運転免許証を返納した高齢者の支援を行い、高齢者の交通事故防止を推進するものだと理解しているところでございます。
 これから高齢化社会が待ったなしでやってきます。ですから、有効な対策を講じなければ高齢者が関係する交通事故が増加する可能性が十分に考えられます。
このような観点から当市においても、高齢者の事故防止に協力できる事業を実施することは、誠に有意義なことだと思います。そこで当市においては、本年4月より支援事業として、自主返納者に対しデマンドタクシー乗車チケットの無料配布を始めたところですが、このことについて以下3点ほど質問させて頂きます。
 まずひとつ目は、高齢者の自主返納状況はどのようになっているでしょうか。愛媛県の状況と四国中央警察署管内の状況が分かればお聞かせ下さい。
 次に、自主返納者にデマンドタクシーの無料券5枚つづりチケットをお渡しすると言う当市の支援事業は、事業としての成果が上がっているのかどうか、どのように判断されるでしょうか、お伺いいたします。
 最後に三点目として、これから高齢化社会を迎える中で、当市において今後、自主返納しやすい環境づくりを、どのように進めていかれるのかをお伺いいたします。たとえば、デマンドタクシーの無料券は普段デマンドタクシーを利用していない方には魅力はないでしょう。これに代わるもっと魅力的な特典を考えることも必要ではないでしょうか。それと、この自主返納支援制度そのものの周知方法をどのようにしていくのか、そのあたりをお伺いいたします。


 以上で私の質問を終わります。有難うございました。
 






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