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2015年(平成27年)9月議会一般質問

               (一問一答方式)

 

皆さん昼食も済まされ、丁度、睡魔に襲われる時間帯ですが、あっと言う間の1時間にしたいと思います。

議席番号14番、創政クラブ、吉田善三郎です。どうかよろしくお願い致します。

 今月、9月は、敬老月間ということで、全国的にも、各地で敬老会が催されておりますが、当市でも、各敬老会会場で人生の先輩たちに、市長から賞状や記念品を差し上げるなどして、お祝いと感謝の気持ちを伝えているところです。市内の敬老会場に出席しますと、お元気なご長寿の方が多くて、私なんぞは、まだまだ「はな垂れ小僧」のようなもんで、これからも頑張らなければと思うわけです。又、金婚式を迎えられたご夫婦も沢山いらっしゃるわけですが、50年もの間、離婚もせずに、お二人が人生の節目を迎えられたことは、本当に素晴らしいことだと思います。夫婦の長持ちの秘訣は、二人共健康であることは勿論ですが、大事なのは、お互いを心から思いやる気持ちが大切なんだそうですね。

お互いが、入れ歯になっても、君が居ればいいと旦那が言えば、入れ歯でも、あなたが居ればいいと、妻が言う。と言うような、そんな夢のような夫婦像を、私は目標に頑張ってみたいと思います。

私の金婚式までは、あと、8年もありますけどね。

 それでは、通告に従いまして順次質問させていただきます。

 最初の質問項目1は、市役所本庁舎建て替えに伴い、川之江、土居、新宮庁舎と嶺南(れいなん)支所、各出張所について、今後の計画をお伺いいたします。

 新庁舎建設につきましては、平成31年度の完成へ向け、5月に基本計画が策定され、現在、基本・実施設計に向けた作業が進んでいると聞いております。

 当初、市役所本庁舎は、市民文化ホールの建設を優先することから、現在の三島庁舎の耐震改修工事を行い、現庁舎をしばらく使用する計画でした。

ところが、将来的な財政負担を考慮した時、合併特例債が使えるうちに、新庁舎を建設する方が得策だとの結論に達し、同時に本庁方式へと舵を切ったことに対しましては、私たち市議会も理解を示したところです。

そして現在は特別委員会を中心に議論を重ね、完成に向け計画が進んでいるものと理解しているところです。

 ただ、合併特例債が活用できるからといって、本庁舎建設には多額の事業費を必要とします。ですから、新しく本庁舎建設を行うのであれば、類似施設の改廃や、行政事務の大幅な効率化を図ることも大変重要な目標になると思います。

1-(1)そこで、最初にお聞きしますのは、現在どのような計画を持って行政事務の効率化を図ろうかとしているのか、本庁舎以外の川之江、土居、新宮庁舎、並びに、嶺南(れいなん)支所、各出張所の建物の改廃、業務の移転、業務内容の整理等をどのように進めていくのかについてお尋ねいたします。

 

有難うございました。市長のご答弁では、

川之江庁舎は、建物は解体・撤去、現在の市民窓口センターの業務は、すぐ隣の川之江文化センターへ移転土居庁舎は、建物は温存し、業務もそのまま継続 新宮庁舎は、建物は将来的には解体、業務は新宮診療所周辺に移転。また、嶺南支所はこれまで通りで、川滝・松柏・寒川・豊岡の各出張所は、縮小又は廃止 ということだったと思います。

1-(1)再1 それでは、このうち川之江庁舎についてですが、ご答弁であったように、建物が解体・撤去されるとなると、旧川之江市民は、一抹の寂しさもありますし、又これまでの生活の拠点が失われることに対する危機感だったり、今以上に不便になるのではないかという心配も出てきます。残される業務内容はどのようなものになりますか。具体的に、お示し願えたらと思います。

 

残される業務については、出来うる限り、住民に対してサービスの低下にならないように、ご配慮をお願いしておきたいと思います。

1-(1)再2 それでは、川之江庁舎の建物の解体撤去後の跡地利用をどうしていくのか、お伺いいたします。

 

金生公民館のようなコミュニティー施設ができることは、地域にとっても大変喜ばしいことだと思います。

1-(1)再3 それでは、現在、川之江庁舎に入居している四国中央商工会議所は、どのようになるのでしょうか。商工会議所は、地元経済のシンボル的存在だといえますし、市行政とも切っても切れない関係にあると思います。どのような話し合いになっているのでしょうか、お伺いいたします。

 

商工会議所が、現在の川之江保健センターの建物に、入居するということであれば、当市の商工業者の活動の拠点として地域の活性化にも引き続き貢献していただけることと思います。ただ、これもあくまでも仮住まいでしょうから、私は、いずれ四国中央商工会議所の立地については、市とも十分話し合いを持ちながら、共に発展していけるよう望むところです。

1-(2)次に、大変重要な住民サービスについてです。今後、川之江地区での住民サービスが低下するのではないかと心配です。住民サービスを低下させない具体的な方策をお教え願えたらと思います。

 

これは、私は画期的なご答弁を頂いたと思います。
今後は、市内のコンビニと上手くタイアップしていくとのことでした。現在でも市内には、ミニストップを除き35店舗もあるとのことでした。そこで住民票、印鑑証明、戸籍証明書、所得・課税証明書等の各種証明書が入手できるというのは大変便利です。おまけに、市役所閉庁後の時間帯や休日等においても可能なんですよね。これは大いに、期待したいと思います。

1-(3)最後に、川之江庁舎の解体やサービス移転について、市民にどのように説明、周知していくのか、お聞きいたします。

 

 各庁舎の今後の取り扱いや移行時期、又、移行後の業務内容等については、この12月頃を目処に示されるとのことでした。

いずれにしましても、合併し、新しい庁舎を建設し、業務を本庁方式に効率よくまとめていこうとした時に、いつまでも出先機関を置いておくわけにはいかないでしょう。また人口減少が予測される限り、コスト削減は避けられません。しかし一方では、まちの周辺部が寂しくなるようではいけません。又、これからの高齢化社会の中で、高齢者や弱者の利便性を考えた行政であって欲しいと思います。住民に寄り添うことが篠原市政の真髄ですから、これからも、ひとつ、バランスのとれたまちづくりにも努めて頂き、合併して良かったと言われるようにお願いしたいと思います。

これで大項目1の質問を終わります。

 

 次に、質問項目2は、当市における埋め立て事業の今後の見通しと計画について、お伺いいたします。

 皆さんご案内のとおり当市では、現在、川之江西部臨海土地造成地と寒川東部臨海土地造成地の2ヶ所で埋め立てを実施しておりますが、川之江西部臨海については、平成29年度には5,6工区が竣工予定であり、埋め立て作業は終了することになり、現在受け入れている市内で発生した建設発生土とスラッジ類の産業廃棄物については、今年度中にも受け入れを終了することになると、お聞きしております。又、寒川東部臨海についても、西部臨海と同様の産業廃棄物を受け入れしていますが、建設発生土とがれき類については、平成26年9月末に受け入れを終了している状況だとお伺いしております。

 このような状況を見据えたとき、市内の建設業者の間から、今後の建設残土や、がれき類等の受け入れ先を心配する声が聞かれます。そこで、以下何点か質問させて頂きます。

2-(1)まずひとつ目は、現在、市内の埋め立て事業への残土、がれき類等の受け入れ状況は、どのようになっているのか、お伺いいたします。

2-(1)再1 それでは現在、埋立地への搬入を利用している市内の建設業者等は、大体何社くらいになりますか。また、搬入方法も併せてお聞きします。

 

ご答弁では、平成26年度で、1年間において、100社を超える業者から年間およそ5万㎥もの残土やがれき類が搬入されるとのことでした

2-(2)それでは次に、現在の埋め立ての進捗状況と、埋め立てへの残土等受け入れの終了時期は、いつ頃になるのか、お聞かせ願えたらと思います。

 

ご答弁では、このままのペースだと、川之江西部では、がれき類については、平成28年度も継続して受け入れられるが、建設残土とスラッジ灰等の受け入れは、来年の平成28年1月末頃には、終了する見通しだということでした。

いずれにしましても建設業に携わる関係者にしてみれば、頭の痛い悩ましい問題だと思うんですね。

2-(2)再1 それでは、市内業者や市民への周知方法はどのようにしていくのか、お伺いいたします。

2-(3)それでは、今後当市において、埋め立て事業をどのように考えていくのか、その見通しをお伺いいたします。これまで市が行ってきた埋め立て事業は、住工混在の解消による生活環境の保全や、港湾貨物の増大や船舶の大型化に対応する港湾施設の整備、また産業廃棄物処分場の確保等を目的とし、県の許可を得て行われてきた事業だと理解しております。しかし、そのあたりの目的、あるいは大義名分というものが、時代とともに少し変わってきたのかなとも思います。今後、当市において埋め立て事業をどのように考えていくのか、その見通しをお聞かせください。

 

ご答弁では、次の埋め立て事業に付いては、将来的には埋め立て事業の可能性はあるとしながらも、しばらくの間は、具体的な計画が立てられない状況であるとのことでした。

2-(4)それでは今後、市内で発生する建設残土等の受け入れ先はどうなるのでしょうか。先ほどのご答弁で、100社を超える業者が関わっているとのことでした。また、年間に市内で発生する建設残土の量は5万㎥もあるわけですから、搬入先の埋立地がなくなることは、大変深刻なことだろうと思います。ご答弁をお願い致します。

 

土居町の民間処分場だと、川之江地区の業者にしてみてば、やっぱり距離的に遠いんですよね。ちょっと辛いところがあります。

2-(5)それでは次に、先日9月1日には、愛媛県の総合防災訓練が当市において大規模に実施されたところですが、今後、地震や局地的大雨等で土砂崩れの心配もあります。また、港湾や河川、ため池等のしゅんせつの必要性が出てきた場合、その浚渫土の受け入れ先の心配があります。災害等で発生した土砂やしゅんせつ土の処分については、どのように対処していくのか、そのお考えをお伺いいたします。

 

実際に埋立地等がない場合、災害時に発生した土砂やしゅんせつ土の処理には、大変苦慮するところだろうと思います。この点、今後、当市の課題として、調査・研究したいとのことですが、余り時間はないと思います。ことが起きてからでは遅いわけですから、早めに具体策を立てるべきです。

2-(5)再1 それでは、ほかの自治体は、どのような状況なのか、お聞きしたいと思います。

2-(6)それでは最後に、以前、旧川之江市において臨港道路の建設と、同時に、川之江城山(しろやま)北側(きたがわ)の湾を埋立てて、都市整備をしていく計画があったやに聞いております。この計画の実現性について、お伺いできたらと思います。

 

今回の川之江西部埋立地は、平成29年にも満杯になります。市内で発生する建設残土やがれき類の搬入先について、これからは、臨海部だけではなくて、工業団地や住宅地整備計画として中山間地エリアも候補地に考えても良いのではないかと思います。いずれにしましても、早めの計画立案をお願いしたいと思います。

これで大項目2の質問を終わります。

 次に質問項目3は、新しい消防防災センターの竣工を受けて、救急業務の現状と課題、その対応について、お伺いしたいと思います。

 皆さんご案内の通り、今年4月、最新鋭の消防通信指令システムを備えた四国中央市消防防災センターが竣工しました。消防通信指令システムの特長としては、現場到着時間の短縮、大規模災害時への対応、現場活動支援の強化、市民サービスの向上などが挙げられており、当市における消防防災力の強化、並びに、救急医療体制と危機管理体制の充実等が期待されているところでございます。

 丁度今月の9月9日は「救急の日」でした。この機会に、救急医療及び救急業務について考えてみたいと思います。

3-(1)まず最初にお伺いするのは、当市において、救急の日・救急医療週間・救急医療月間にどのようなことを行っているのか、その主な行事・イベント等をお聞かせ願えたらと思います。

3-(2)次に、新しい消防防災センターが竣工してここまで、業務は順調に推移していると思われますが、

92000市民の当市の救急医療体制はどのようになっているのか、本署、分署、配備車両、隊員数、勤務シフト等について、まずは大枠でご説明をお願いたします。

 

24時間勤務の2交替制ということで、大変ご苦労様でございます。

3-(2)再1 では、救急車に乗車する隊員の人数と任務分担はどのようになっているのでしょうか。

 

救急車の乗車人数は、3名から4名で、本署、東分署、西分署では、24時間365日、救急救命士が1名以上、搭乗しているとのことでした。

3-(2)再2 そのうち救急救命士についてですが、救急救命士とは、病院への搬送途上に限り傷病者に対し救急車等にて救急救命処置を施し、速やかに病院へ搬送することを目的とした国家資格を有するものとされておりますが、当市での救急救命士の資格を有する職員数と配置状況をお伺いいたします。

 

救急救命士が35名ということで、大変心強く思います。

3-(2)再3 実は、先日、救急に来てもらった女性から、「妊婦さんや若い女性の場合、女性の救急救命士が来てくれたら良いのに。」という声がありましたが、

当市の女性救急救命士の採用状況と、今後も女性救命士を増やす予定があるのかどうか、そのあたり、お伺いいたします。

 

女性救命士が2人というのは、少ないような気も致しますが、採用につきましては、男女雇用機会均等法の元とはいえ、いろいろ難しい点もあるようです。女性救命士については、今後の課題としておきましょう。

3-(2)再4 次に、もう一点、実は、先日、救急に来てもらった市民から、次のようなことを聞きました。曰く、「来てもらった救急現場で、上司が部下を厳しく注意しながら任務に当たっていたので、こちらが申し訳なかった。」という声を聞きました。これは本当に、救急隊員が大変ご苦労な仕事中の救急現場で、その職務に一生懸命になるあまり、市民に気まずい思いをさせたのでは元も子もありませんよね。この点について、救急救命士や救急隊員の研修状況はどのようになっているのか、お伺いできたらと思います。

 

昨年度だけでも、様々な研修や勉強会、症例検討会が13種類、60回もあり、延べ515人も参加しているとのことでした。大変ですが頑張って欲しいと思います。

3-(2)再5 ではもう一点。救急出動し、その業務に関して、市民の方からのお礼や苦情は、消防署の方に届くのでしょうか。これまでに、どのような内容のものがあったのか、差し支えのない範囲でお教え願えたらと思います。 

 

実は、私も10年ほど前、議員になりたての頃ですが、懇親会の席で、飲めないお酒を飲まされ、一度、救急車に助けていただいたことがあります。あの時は、夜通し点滴をしてもらって、命拾いをしました。実は、あの時のお礼、まだ言えてませんでした。その節は、大変お世話になりました。この場をお借りして、御礼申し上げたいと思います。本当に有難うございました。

あ~これで胸のつかえが取れたような気が致します。

3-(3)それでは次に、救急出動件数と現地到着時間についてお伺いいたします。当市におけるここ何年間かの救急出動件数をお伺いするのと、旧の消防署から現在の消防防災センターに引っ越してきて5ヶ月が過ぎましたが、救急車の現場到着時間は短縮されたのかどうか、そのあたりお伺いいたします。

 

救急車の現場到着時間につきましては、より一層の短縮に勤めてもらいたいと思います。

3-(3)再1 出動件数は、昨年の平成26年が3685件で過去最高のようです。結構多いような気がするのですが、よく言われるところでは、救急車をタクシー代わりに使う、救急性のない患者さんが含まれるのではないかと思われます。そこで、このうち軽傷者の搬送割合はどのくらいなのか、をお聞きします。

3-(3)再2 概ね40%前後の軽傷者ということですが、私は少し多いような気もするのですが、他市との比較ではどうでしょうか。また、その軽傷者利用の対策はどのようにしていくのか、お伺いいたします。

3-(4)それでは、市民サービスの向上として、カタログにも記載されておりますが、外国語対応受付があります。これまでの通報の件数と内容、その対応状況

をお聞かせください。

3-(4)再1 それでは、最後に、もう一点、「メール119番」と「ファックス119番」の受信システムについて、どのような方が対象なのか、又、どのような内容なのか、この際説明をお願いできたらと思います。  

 

有難うございました。これで私の質問を終わります。





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