お遍路の歴史は定かではありません。
通説として衛門三郎がお大師様を探す旅に出たのが始まりと言われております。
四国霊場八十八ヶ所、大凡300里、1.200Km余をお大師様(空海)と供に歩き、八十八ヶ所の札所を巡る旅をお遍路と言います。
山あり谷ありの遍路道をただひたすら歩く旅ですが、シナリオライターの早坂暁さんは「そこへ行けば時間がわかり、自然を感じられる」と語っております。
また多くの人は「自分を探す旅」とも言っておられます。
しかしお遍路の本質は、自分が歩き四国の人情に触れ、自然に触れて体感する事ではないでしょうか・・・。
八十八ヶ所最後の札所「大窪寺」に達したとき、「ありがたい」と感謝の気持ちで一杯になりましたと多くのお遍路さんが語っております。
そこには宗教を超えた何かがあります。